陸からのオニヒトデ大量発生対策の可能性

概要:オニヒトデの大量発生には、陸から海に流出した栄養塩(窒素やリンなど)が大きく関与しているとみられています。そのため栄養塩の流出抑制が大量発生の抑制につながると期待できます。宮古島市の地下水保全の経験から、栄養塩流出対策について考えます。

梶原 健次 博士(宮古島市)

1997年に東海大学大学院において、サンゴの成長と石灰化に関する研究により博士号を取得。同年より平良市栽培漁業センター(現宮古島市海業センター)勤務、2005~2017年には宮古島市にて地下水保全を担当した。現在は、宮古島市水産課にて水産振興に関する業務に携わりつつ、サンゴ礁モニタリングなども行っている。